クラウンエイジェンツ・ジャパンについて

当社の出自である英国クラウンエイジェンツは英国植民地政府の資金管理、物資・資金調達、人材確保や輸送を請け負う代理人「Crown Agents」が活躍した1700年代半ばに発祥しました。これら代理人による業務を統合する目的で1833年に「Joint Agents General for Crown Colonies」が設立され、2024年に191年の歴史を閉じるまで、依頼に応じた柔軟で包括的なソリューションの提供、そして持続的な維持・運営に要する制度改革や人材育成に長期的な視野で取り組む「クラウンエイジェンツ・アプローチ」を開発、継承してきました。その中で生まれた被援助国政府の代理人としての立場から経済協力を実施していく「調達代理」のスキームは、日本政府により1987年に無償資金協力の正式なスキームとして採択されています。

当社は1967年に設立された英国クラウンエイジェンツの日本連絡事務所を母体とし、2013年には日本法人として独立、設立以来一貫して調達代理業務に加え、プロジェクト資金管理及びコンサルティングなど様々な国際協力事業に従事しています。2024年に英国クラウンエイジェンツは解散致しましたが、新たにアジア、アフリカ等の新興国を中心に戦略コンサルティング、実行支援事業、投資・インキュベーション事業等を手掛ける日経企業AAIC Holdings Pte.Ltd.(AAIC)の支援を得て経営基盤を確かなものとし、引き継いだウクライナ拠点等の旧英国本社のネットワークも活用して引き続き国際協力に貢献して参ります。