「これで、この土地で安心して暮らせる」——。
2026年5月18日、カンボジアで開催された地雷除去支援プロジェクトの引渡式は、長年の努力がかたちになった瞬間でした。当社も現地に立ち会い、その歴史的な節目を見届けました。
引渡式の様子(CMAC Facebookより)
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地雷が残す「見えない脅威」
カンボジアでは、過去の紛争の影響により、今なお多くの地域に地雷や不発弾が残されています。これらは人々の命を脅かすだけでなく、農地の利用やインフラ整備を妨げ、地域の発展を長く阻んできました。
こうした課題に向き合うために実施されたのが、「第二次統合的地雷除去及び地雷被害者支援計画」です。下の写真は、カンボジア地雷対策センター(CMAC)の地雷除去部隊が現場で使用する自身探知機の展示のほんの一部です。

一歩一歩、積み重ねてきた除去活動
本プロジェクトでは、CMACを中心に、約498人のスタッフが現地で除去活動を進めてきました。
その結果、山手線内側の約1.8倍に相当する約11,380ヘクタールにわたる広大な土地の安全が確保されました。

👉本プロジェクトで活用されたコマツ製地雷除去機と地雷探知機ALIS
さらに、除去された地雷・不発弾は数万点にのぼります。これは単なる数字ではなく、「人が安心して暮らせる土地が戻った」ことを意味しています。
多様な技術と工夫による除去活動
現地では、探知機器だけでなく、重機や特殊な技術、さらには訓練された動物による探知など、さまざまな手法が組み合わされていました。

👉訓練された動物による地雷探知の様子
こうした多様なアプローチにより、安全かつ効率的な除去活動が実現されています。
現地で感じた「成果の重み」
引渡式は盛大に開催され、多くの関係者が参加しました。これまでの取り組みが正式に引き渡される様子は、非常に印象的なものでした。


👉CMACおよび当社関係者
本プロジェクトは、CMACの現地スタッフと国際パートナーとの密接な連携により実現されたものです。
現場で支える技術と人
現場では、重機と人の力を組み合わせながら慎重な作業が続けられており、その積み重ねが今回の成果につながっています。
これからに向けて
今回の引渡しは一つの節目ではありますが、カンボジアにおける地雷問題はまだ完全に解決されたわけではありません。今後も継続的な取り組みが求められています。
CAJは今後も、こうした国際協力を通じて、安全で持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
